メキシコでの生活について雑多にお届けしています。
本日のテーマは『メキシコでの子宮頸がん検診』です。
筆者は毎年、日本帰省時に婦人科系のがん検診を行っていましたが、今回はじめてメキシコで受診することとなりました。
ちなみに、乳がん検診は行く予定だった病院でコロナ感染者が発生して延期となり、今日に至ります。
そのため今回は、子宮頸がん検査のみレポートいたします。
「メキシコで子宮頚がん検診受けたいんだけど、ちょっと不安・・・」
という方の参考になれば幸いです。
メキシコの子宮頸がんの実情
子宮頸がん検診で異常が出たらどんな治療をするの? 予防に勝る治療なし(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース
病院選び ~公的 or 民間どっちが良い?どうやって探すの?~
メキシコには約4,500の医療機関が存在し、その3割が公的・7割が民間の医療機関です。
メキシコの民間企業に正規社員として働いている人の場合、
IMSS(社会保険庁。イムスと発音)が運営する病院の医療サービスを無料で受けることが可能です。
なお、IMSSをはじめとする公的医療機関はインフラ水準が低く、十分な医療体制が整っていないということが実情としてあります。
また、無料であることから低所得者層を中心にIMSS運営の病院へ集まるため、常に混雑しており受診や薬の受け渡しに何時間も待たされたという話を度々耳にします。
そのため、中高所得者は民間の医療保険へ加入し、民間医療機関へ罹るケースが多いのです。
では、どこの私立病院を選べば良いのか?ですが・・・
これは口コミが一番だと思っています。
筆者も今回の検診では、出産時にお世話になった産婦人科医にお願いしました。
その産婦人科の先生とどう出会ったかといいますと・・・
この街に長く住んでいる知り合いのメキシコ人女性に紹介してもらいました。
というわけで、「現地に長く住んでいるメキシコ人・日本人女性に聞いてみる」
のが一番確実で安心できます。
もし「英語が話せる先生が良い!」という場合は、日本人の駐在員のご家族の女性へ聞いてみるとご存知の方がいらっしゃるはずです。
病院へ電話して予約を取ることもできますが、
産婦人科医の携帯番号を聞いて、whatappへ直接連絡しても対応してくれる人が多いです。
検査の内容
問診
出産後の健診以来だったので、軽く世間話を含めて産後の体調確認。
その後、直近の検診について、生理有無等の問診を受けます。
トイレを済まし、検査用の服に着替えて検査台へ。
コルポスコピー検査・細胞診
拡大鏡で子宮頚部を観察します。
酢酸を塗り、異常を見えやすくした上で(少し滲みる)、
細胞を綿棒で採取。
ラボへ送られ、細胞診が別途行われます。
分析結果は後日が通知されます。
筆者が受診したこの病院では、上記の拡大鏡での観察画面をデスクトップに映像として写して見ることができました。
注射する時も怖くて針を見れないくらいチキンな自分。
「無理、見れない、痛いし・・・・」と弱音を吐いたところ、
「自分で見なかったら分かんないでしょ!」と医者から叱られ・・・。
半泣きながらも、実際に目視で確認しながら説明を受けました。
日本でも病院によっては行われているのかもしれませんが、
今まで複数の病院で受診してきましたが、この様な対応は初めてでした。
費用はどれくらい?
上記の検診を一通り(子宮頸部細胞診。問診、コルポスコープ検査含む。)行い、
計1,800ペソ(9,000円弱)でした。
日本と比べてもかなり割高だなと感じました。
検査結果はいつ・どのような形で届くのか?
子宮頸がんの細胞検査の結果は、1週間程でメールで届きました。
(秘書の方が結果の原書を写真に撮ってwhatappで送ってくれました。)
後日病院まで行けば原書をもらえます。
日本だと封書で自宅へ郵送が通常なのでしょうが、ここは良い意味でゆるい(?)メキシコ。
「問題なかったよ!」とのフランクなメッセージとともに結果が届く形となりました。
以上、乳がん検査は次回受診した際にレポートできればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。