メキシコに関することを雑多に綴ります。
筆者の数少ない趣味のひとつ・・・旅行。
メキシコに移り住んでから、主要観光地やマイナーな村々までいろいろな場所を巡りました。
その中で特におススメ!な場所である
クサマ村のセノーテをご紹介したいと思います!
この記事はこんな方へおススメ
➢ 旅行や秘境が好き!
➢ メキシコが好き!
➢ セノーテが好き!
➢ メリダから日帰り旅行したい!
- はじめに・・・セノーテって何?!
- クサマ村の3つのセノーテ
- どこにあるの?-アクセス
- 入場方法は?
- 料金は?
- 開場時間は?
- 3つのセノーテ巡り全貌を紹介
- 持ち物は?必須アイテム紹介
- 旅の注意点・お役立ち情報
- おわりに
はじめに・・・セノーテって何?!
そもそも、「セノーテ」とは何なのか?
ここからご説明します。
Cenote(セノーテ)とは、ユカタン半島の石灰石地域に見られる天然の泉のこと。
地下にできた空洞により地表が崩落し、その陥没孔に水が溜まりできたものです。
ことばの由来はマヤ語のdzonoot(「水の洞窟」という意味)から来ています。
この地ではマヤ文明時代より貴重な水資源とされていた他、神聖なものとされ儀式で使用されていました。
クサマ村の3つのセノーテ
今回おススメする場所は、メキシコ人にもあまり知られていない穴場スポットです。
ここからは5年程前に実際に行った際の体験記をレポートします。
スペイン語のみですがオフィシャルサイトもあります。
素敵さが伝わる動画もありますので、興味のある方はコチラからどうぞ。
※2020年7月現在、新型コロナの影響で閉鎖されているようです。
観光予定の方は予め現地へご確認いただくのが良いかと思います。
どこにあるの?-アクセス
メリダから車で1時間
「クサマのセノーテ」と呼ばれていますが、
実際にはクサマとChunkanan(チュンカナン)という村のちょうど間にあります。
行く方法は主に3つ。
① レンタカー(もしくは自家用車)
② ローカルバス
③ ツアー
筆者はメリダからレンタカーを借りて行きました。
メリダを出発し30分程走ると、Acanceh(アカンセ)という小さな村につきます。
ここで5分だけ寄り道!
この村の中央にあるPlaza de Tres Culturas(三文化広場)。
その名の通り、古代マヤ遺跡のピラミッド・コロニアル調の教会・現代の建物と、3つの文化が融合している場所です。
素朴な風景ながらもメキシコの歴史の変遷の一部を感じることができます。
教会の隣には市場もあるので、ローカル食に興味のある方はこちらで朝食を食べても◎
ただし、ちょっと汚 ・・雑然とした地元の人が通う市場でしたので覚悟のある方のみにおススメします。
さて、さらに南東へ進んでいくこと30分—クサマ村に到着。
車の場合はそのまま通り過ぎて、チュンカナン村方面へ。
一本道を真っすぐ行くと右手にセノーテ入口の大きな看板が見えてきます。
広い駐車場(といっても広大な空き地)が入口の目の前にあるのでそこに駐車しました。
入場方法は?
入口で入場料を払います。
ここでは個人行動はできません。
というかセノーテまでの道のりが遠すぎて徒歩では不可。
入口で入場料を支払い、定期的に出発する馬トロッコに乗って3か所のセノーテを巡る仕組みです。
時期や時間帯によっては混んでいますので、到着したらまず窓口で入場料を払い、直近の出発時間を確認しましょう。
料金は?
筆者が行ったのは5年前で、当時300ペソ(1,500円)でした。
現在は値上がりしているそうですので、多めに現金を用意しておいた方が良いです。
開場時間は?
開場時間は8:00AM~16:00PM。
ギリギリに行くと馬トロッコの最終出発時間に間に合わない可能性もあるので、早めに行くことをおススメします。
おススメの時間帯は早朝!
セノーテはその透明感ある泉を眺め、泳ぐことが醍醐味。
そのため観光客の多い場所では、みんなが泳ぐうちに水中の砂や異物が舞い透明性が半減してしまいます。
水が透明で綺麗な早朝のうちに訪問されることをおススメします!
3つのセノーテ巡り全貌を紹介
馬トロッコで走ること20分
いざ、クサマ村のセノーテ巡りへ出発!
順々に馬トロッコに乗り、揺られていきます。
トロッコは作りはしっかりしていますが、
車体の側面なし、安全ベルトもなし。
捕まっていないと振り落とされるので注意です。
椅子は拭かれてはいますが決して綺麗ではないので、気になる方はおしりに敷くビニール袋を用意しておくと便利です。
そしてこの道、線路が1本しかありませんが、ツアーの発着・終着点は同じ。
向こう側からくるトロッコと鉢合わせしたらどうするの?
と思っていたら・・・
一方のトロッコを線路から脇に寄せ、もう一方が通り過ぎたらまた戻す・・・
という何とも原始的な方法で乗り切ります。
その間、乗客は一度トロッコから降りて端に寄って待ちます。
なんともびっくりなシステム。
これ毎回やっているガイドの人達は大変でしょう。。。
1つ目のセノーテ:Bolom-Chojol(ボロム・チョホル)
さて、最初の目的地に到着。
地面に空く巨大な穴の中にそのセノーテはありました。
ボロム・チョホルとはマヤ語で「9つのねずみ穴」という意味。
セノーテの天井に9つの穴が空いておりそこから光が差していることから名づけられました。
ここからしばしの自由行動となります。
地面に取り付けられた直滑降の木製はしごで下へ降りていきます。
はしごはしっかりした造りですが、濡れていてかなり怖いです。
無事に降りきり、見上げると天井は地面。
巨大な薄暗い空洞ながら、外からの光が差し込んでいて神秘的です。
泳ぐ時はライフジャケットを装着。
入場料込みで貸出してくれます。
深水は35メートル!
水中の底が見えるほどの透明さ。
ちなみにこの時、他に泳いでいた人が水中カメラを落としてしまい、取りに行こうと頑張っていましたが深すぎて届かず・・・
カメラの光が底で綺麗に光り続けていました・・・。
2つ目のセノーテーChak-Zinik-Ché (チャック・ジニク・チェ)
続いて立ち寄ったのは「赤蟻の住処」という名のセノーテ。
こちらも1つ目と同じようなつくりで、木製のはしごを10メートルほど降りて石段から泉へ飛び込むスタイル。
深水は30メートル。
先程のセノーテよりは明るく広々としています。
天井を見上げると無数の鍾乳石と樹木の根が垂れ下がっており、長いものだとセノーテの泉に届くほどのものも。
3つ目のセノーテーUcil(ウチル)
「ウチル」とはコオロギの一種という意味。
このセノーテ「ウチル」は他とは異なり、地下の洞窟内部を探索するというもの。
巨大な樹木の根元に小さな穴が開いており、そこから滑るように降りていきます。
内部は光が差さないため人工のライトが設置されており、鍾乳石と石筍に覆われた洞窟内をガイドと共に進んでいきます。
薄暗い中を水につかりながら進んでいきます。
見渡す限りの鍾乳石と石筍。
長い長い時の経過を実感します。
上を見上げると、天井一面の鍾乳石に圧倒されます。
距離は20メートル、深水最大17メートルと他のセノーテよりも小規模ながら、その特異な作りは他では体験できないものです。
持ち物は?必須アイテム紹介
次に、このツアーに参加するにあたり必須アイテムをご紹介していきます。
現金
カードが使えないため、入場料・売店・チップ+αの現金の準備必須。
近くにATMはありません。
ビニール製のバッグ
セノーテで泳ぐ間はその辺に置いておくことになるので、濡れたり汚れても問題ないビニール製のバッグがベター。
ブランド物、珍しい物、高そうな物など目立つバッグはNG。
盗難の確率が上がります。
最悪なくなってもショックの少ないものにしましょう。
防水ポーチ・携帯ケース
上述のとおり、セノーテで泳いでいる間は荷物は置きっぱなし状態。
目の届く所に置き場所はなく、紛失や盗難の可能性もあります。
そのため、貴重品に関しては常に携帯できるようにしておく必要あり。
水中に入っても問題ない防水のポーチを持っておくと便利です。
特に、携帯で写真を撮る場合には携帯ケースがあると便利です。
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水中ゴーグル
透明なセノーテの泉の中を見るため。
裸眼だと当然ぼやけてしまうのでゴーグルは欠かせません。
タオル・着替え
泳いだ後に体を拭くためのタオル。
着替えはセノーテツアーへ持っていく必要はなく、車中に置いておけばOKです。
着替えても馬トロッコで帰る時に汚れますので、終わってから駐車場の車のカゲで着替えている人が多かったです。
・・・が、どうしてもすぐに水着を脱ぎたい!という人は念のため数着用意しておいた方が良いです。
女性はワンピースが着脱が楽なのでおススメ。
大きめのビニール袋(数枚)
トロッコの椅子に敷いたり、汚れた水着やタオルを入れたり・・・何かと役立ちます。
その他
小さなお子さんがいる場合は、専用のライフジャケットがあった方が良いです。
(現地には大人サイズの貸し出ししかないため)
旅の注意点・お役立ち情報
水着は朝から装着
観光地によっては着替え用の個室がありますが、このセノーテでそんなしっかりした設備はありません。
朝、ホテルから出る時点で水着を装着しておくのがベストです。
荷物は最小限に
車で行く場合、トランクであっても車中には荷物を極力置かないようにした方が無難です。
車上荒らしに遭う可能性が高まります。
何かしらを置いてしまうと、それ自体は大した物でなくても車の鍵を壊されて車の修理代が高くつくなんてことも・・・。
大きな荷物はホテルに。
チェックアウトしている場合でも荷物は置かせてもらえる場合がほとんどです。
女性向け:絶対失くさないお金の持ち歩き方
女性の場合は、水着のパッド入れが使えます!
現金を折りたたんで小さなジップロックに入れてパッド入れ部分に入れておきます。
失くさない・盗られない・濡れないので、非常時やお金が足りなくなった時にとても便利です。
足場が悪いので注意が必要
足場の悪い場所の移動が多いことから、幼児をお連れの方、足の不自由な方は全てのスポットを巡るのは難しいかもしれません。
おわりに
以上が筆者が訪れた中で忘れられないメキシコの観光地・クサマ村セノーテのご紹介でした!
場所がかなり辺鄙な所にあるので、ザ・メキシコの観光地ではないですが、個人的にはとってもおススメの場所です。
メキシコにお住まいの方や秘境好きな方には是非検討いただければと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。