今回は旅レポートをします。
ご紹介したい場所は・・・こちら↓。
どこぞの宮殿・・・ではなく、メキシコの郵便局です。
メキシコ・シティの中央郵便局
スペイン語でPalacio Postal(パラシオ・ポスタル)
・・・直訳すると「郵便宮殿」といったところでしょうか・・・。
その名の通り、宮殿さながらに美しい郵便局です。
メキシコに詳しい方はご存知の場所ですが、はじめての場合、スタンダードな観光本に載っておらず、ついつい見逃してしまう場所なのです。
これからメキシコ・シティを観光予定の方は是非プランに入れてみて下さい!
アクセス
メキシコ・シティの旧市街に位置し、有名な観光名所であるベジャス・アルテス宮殿のちょうど裏手にあります。
最寄りのメトロAllende駅から徒歩5分ほど
おススメの理由
主要観光地の通り道にある
この郵便局は、メキシコ・シティで必ず訪れるであろうメインの観光エリアにあることです。
ベジャス・アルテス宮殿を訪れた人は、大聖堂やアステカ遺跡のあるソカロ広場へ徒歩で行くのが良くある観光ルート。
その途中にふらっと寄れる丁度良い所に位置しています。
エアメールを出せる
今でも郵便局として機能しているため、ここから葉書を日本宛てに送ることも可能です。
入場無料
郵便局ですので、入場は無料。
郵便局を利用する一般客にまじって、内装を眺めたり写真を撮る観光客もチラホラ。
メキシコ・シティ中央郵便局について
建物の歴史
この場所は植民地時代に建設されたフランシスコ会病院があった跡地。
時の大統領であるポリフィリオ・ディアスの命により、ベジャス・アルテス宮殿も手掛けたイタリア人建築家アダモ・ボアリのもと建設されました。
1902年に着工し、5年後の1907年に現在の建物が完成。
メキシコで5番目に建設された中央郵便局ということで、”Quinta Casa de Correos”(=5番目の郵便局)とも呼ばれています。
その後、1985年の大地震や街の大気汚染による外観に深刻な損傷が見られることから、1991~1996年にかけて修繕工事が行われています。
建物一階部分は現在も郵便局として機能しており、一般利用客の姿が見られます。
またこの郵便局の歴史を辿った博物館も併設されています。
建築様式
当時、強い影響を受けていたヨーロッパの中世風、ルネサンス、ベネチアンゴシック、ムデハルといった多くの建築様式を取り込んだ折衷様式。
建設当初の様子については、独特な折衷様式であり、大理石の床、石膏品、黄銅の装飾、赤杉の彫刻と豪華絢爛であったと記されています。
高さ30メートルの建物内部は4階建て。
現在は1階の一部が一般開放されており、建物内部の美しい装飾を観ることができます。
建物外観&内部の様子
それでは、実際に写真で巡ってみましょう!
外観
正面の写真が無くお見せできないのが残念ですが、外観の外壁はこの様な造り。
パチューカ地域から持ち込まれた白色の石を使用しています。
外壁には装飾には様々な動植物があしらわれています。
特に目を引くのが等間隔に配置された照明の上に乗るドラゴンのブロンズ像。
郵便手続きエリア
建物の中に入ると見えてくるのは一面の大理石に豪華な装飾の中に・・・郵便局の窓口。
このアンマッチな光景が面白い。
ここでは一般客が郵便や大きな荷物を持って手続きを行っています。
興味のある方は記念にここから手紙を送ってみても良いかと思います。
吹き抜け階段
宮殿の様な造りの美しい吹き抜け階段です。
手すり部分は銅と青銅によって細かい装飾が施されており正に豪華絢爛。
以前は2階も一般開放されていましたが、現在は1階のみだそうです。
一面ガラス張りの天井
丸みを帯びたドーム状の天井はガラス張りになっており日光が当たり明るい。
おわりに
以上、筆者のお気に入りスポットのご紹介でした。
メキシコ・シティで誰もが行く観光スポットのすぐ近くにありますので、気軽に立ち寄れる場所でとてもおススメです。
興味がありましたら是非一度訪れてみて下さい!
最後までお読みいただきありがとうございました。