海外への旅行やビジネス出張にあたり、宿泊先の確保は必須。
これまで旅行や出張で色々なホテルに泊まってきて、トラブルも多く経験しました、
というわけで、今回はメキシコでのホテルの探し方や見るべきポイントをご紹介します。
安全面
ロケーションを確認
ホテル選びで最も重要なのが、「どの辺りに泊まるか?」です。
目的によって場所は様々ですが、共通して言えることは
「安全な地域を選ぶ」ことです。
まずは自分にとってアクセスの良さそうな地域を選び、周辺の治安状況を確認します。
筆者の場合は、予約前にGoogleマップでホテル周辺の雰囲気を見てから決めています。
チェックするのは主に以下の通り。
➢ 大通り沿いもしくはその近くにあるか?
➢ 人通りの多い場所か?
➢ 近くにコンビニやレストランがあるか?
騒がしい場所ですと騒音という別の問題が出てきますが、安全面を考慮すると人気の無い場所よりも安心はできます。
旅行の場合は周りに家屋の無い静かな場所をあえて選ぶこともあるかと思いますが、孤立した場所は強盗に遭う可能性も無きにしも非ず。
内鍵があるか?
つい見逃しがちなのがこちらの「部屋に内鍵が付いているか?」
カードキーだけではスタッフは入ることが可能。
外鍵しかないホテルに泊まった時、ベッドでゴロゴロしていたら掃除担当が入ってきたことがあります。
外部から入ってこれないように内鍵の有無を確認しておくのが安心です。
金庫があるか?
備え付けの金庫があると、荷物を置いて外出する時に便利です。
貴重品は必ず入れるようにしましょう。
ちなみに金庫が無い場合や金庫に入らない物については、
出来るだけ部屋に置いたままにせず、スーツケースに入れて鍵をかけた状態にして外出します。
品質面
「コロニアル」をうたったホテルには要注意
メキシコの魅力のひとつと言えば、コロニアル調の街並み。
しかしホテル選びの上で、この「コロニアル」ワードは注意が必要です。
旧市街に多いこのタイプのホテル、植民地時代のアンティークな内装はとても素敵なの
ですが、造りが古い、ドアや窓枠に隙間がある、設備が整っていないなどの難点もあります。
どちらを優先したいか?によって選ぶのが良いかと思います。
水回りに注意
衛生面で確認しておきたいのが水回り。
事前に見学ができない場合に判断するのは難しいかもしれませんが、筆者の場合は口コミや投稿写真で問題がないか探しまくります。
特に注目したいのはシャワーヘッド。
良くあるダメな例が、シャワーヘッドが小さすぎること。
メキシコはただでさえシャワーの水の出が悪いことが多いので、加えて小さいシャワーヘッドだと洗った気になれません。
大きいシャワーヘッドであるか?を確認できるとベターです。
また、トイレは「清掃済み」と書かれた紙のテープが貼ってあり、清掃後に使われた形跡が無いかを確認します。
ベッド
滞在時の大半を過ごす場所、ベッド。
個人的な好みもありますが、筆者の場合は白いシーツを使用しているか?に注目します。
汚れが目立つものの方が普段から清潔を保っているだろうと予測してのものです。
経済面
最も重要な点のひとつは、お値段。
メキシコは治安の悪い国としても有名ですので、安すぎるものは質だけでなく安全面での懸念点もあるので注意が必要です。
安全をお金で買うと思って、周辺の治安やスタッフの質を考慮して予算を組むべきかと思います。
また、日本と異なる点としては、人数でなく部屋の数(食事サービス別途)で値段が固定されている場合がほとんどです。
サービス面
日本では必須のサービスでもメキシコにはないことも多いので要注意です。
無料Wifi
メキシコは日本よりも無料Wifiサービスが流通しているのでほとんどのホテルでは無料Wifiを利用できます。
アメニティ
日本では大抵のホテルに揃っているアメニティ・グッズ。
ブラシ、綿棒、シャワーキャップ、カミソリなんかも置いてあります。
一方のメキシコ。
ほぼ確実に置いてあるのは、石鹸。
ボディソープ、シャンプー、コンディショナー
はあることが多いですが、念のため要確認です。
それ以外の細かいアメニティは高級ホテル以外は無いと思っておいた方が良いです。
備え付けアイテム
ハンドタオル、バスタオルはあります。
ドライヤーは付いていないことがあるので、必要であれば事前に確認することをお勧めします。
冷蔵庫
ほぼ無しです。
いままで泊まったホテルを思い返してみましたが、冷蔵庫付きの部屋はあっただろうか・・・ー?
思い出す限り、ゼロでした。
気温の高いリゾート地のホテルにも中々無いと思われます。
対応言語
リゾート地の場合は英語ができるスタッフがいますが、地方のホテルではスペイン語のみの場合も往々にしてあります。
ウェブサイトで英語対応可否を確認しておくのが良いです。
ただし、サイト上で英語OKになっていても、実際はあまり伝わらないことも・・・心配な場合は一度電話して英語が通じるか試してみるという手もあります。
ホテルの探し方
では、メキシコではどのように宿泊先を探すのか?ですが・・・
筆者の場合、トリップ・アドバイザーを良く利用します。
理由は以下の3つ。
➢ 複数のオンラインサイトが登録されているため比較が容易
➢ 日本語でのサイト閲覧が可能
➢ 口コミ情報あり
特に口コミ欄はホテル選びの上で参考にしています。
ビジネスorリゾート?場面別チェック項目
ここまで一般的な着目点を上述しました。
以下は場面別でのチェック項目をお話しします。
ビジネス出張編
朝食込みか?その内容は?
メキシコには日本のように気軽に手早く朝食をとれる場所が少ないと感じます。
(日本のドトールとかコーヒー飲みながら軽食をとれる場所)
朝食込みにて予約しておいた方が良いです。
朝食内容は場所によって様々。
種類豊富な洋風&メキシカン料理なこともあれば、甘いパンと飲み物だけという場合も。
ホテルのサイトや口コミで事前に確認しておきます。
領収書発行が可能か?
大抵のホテルでは可能ですが、メキシコの領収書発行は時間がかかることもあります。
時間に余裕を持って依頼しておくのが良いです。
訪問先の近くは要注意
メキシコでのビジネス出張の場合、製造工場など街の外れにあることも。
工場近くにホテルをとるのはおススめしません。
理由は、郊外だと周りに何もなく、食事に行くのも一苦労なためです。
多少遠くても、最寄りの街中に宿を確保した方が無難です。
訪問先におススメを聞く
可能であれば訪問先に紹介してもらうのが一番失敗しないベストな方法です。
また、コーポレート価格で利用可能な場合もあります。
リゾート編
続いて、リゾート地に宿泊した場合のチェックどころについてお話しします。
プライベートビーチ
プライベートビーチのあるホテルを強くおススメします。
街中にある格安ホテルに泊まり、海まで行く・・・という手もありますが、海がメインであればプライベートビーチがあった方が好きな時にホテルの部屋から行けるし着替えなどの手間を考えても便利です。
ビーチが綺麗なエリアか?
ビーチがあっても、汚かったり波が高すぎてゆっくり泳げない場所もあるので要注意です。
オール・インクルーシブ
こちらもビーチでゆっくりの旅を希望する場合は、3食分全て含まれており、ホテル内のバーや施設を自由に利用できるオール・インクルーシブにするのがおススメです。
レストラン・バーの数
ホテル内設のレストランやバーがいくつあるのか?を確認しておきます。
数日滞在する場合、この数が少ないと飽きます。
少なくともレストランは3つ、バーは2つ以上ある方が楽しめます。
プール
メキシコ人にとってはホテル選びの重要項目。
プールの大きさや雰囲気、海への行き来がしやすいか、プール周辺にバーが設置されているか、等を確認しておきます。
送迎の有無
意外と見落としがちなのがコチラ。
空港からホテルまでの送迎が出ているホテルが多くあります。
オール・インクルーシブの場合、数日ホテル滞在なのでレンタカーを借りることもなし。
かといって公共機関での移動は大変だし、タクシーは高くつく。
そんな時に送迎を利用できると便利です。
客層の確認
もう一点必ず確認しておきたいのが、「どんな客層が利用するホテルか?」です。
特に、家族連れが多いか否か?に注目するのが良いです。
もしカップルや友人、または一人で利用する場合、家族連れ向けのリゾートホテルだと子供が沢山いてストレスになることも。
逆に自分達が子供連れの場合で静かなホテルだと、子供が騒がないか気になってしまいます。
(メキシコでは、公共の場で大騒ぎしたり暴れまわる子供が日本より少ない)
おわりに
いかがでしたでしょうか?
折角泊まるならちゃんとしたところでトラブルなく過ごしたいもの。
これからホテル選びをする上で少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。