メキシコのトイレには、何かとトラブルが発生します。
ちょっと汚い話になってしまいますが、
知っていたら役立つメキシコのトイレの使い方&トラブルシューティングについてご説明します。
写真を載せると絵ずらが悪いので、頭で思い浮かべましょう。
メキシコのトイレにはトイレットペーパーを流せない?
メキシコでは、「トイレットペーパーをトイレに流さない」のが一般的です。
そのため、トイレの横にゴミ箱が設置されており、ゴミ箱に使用済みペーパーを捨てるシステムになっています。
メキシコで販売されているトイレットペーパーが水に溶けないことが理由です。
実際に、商品には「柔らかくて丈夫」と謳っているいるほど、溶けないことが当たり前。
稀に「水に溶ける」トイレットペーパーも販売されていますが、一般家庭にはあまり普及していません。
また、水圧が弱く流れにくい&詰まりやすいこともあり、
未だにゴミ箱システムが主流となっています。
この「ゴミ箱システム」、メキシコに住み始めた当初はかなりの抵抗がありました。
が、数か月もすれば、日本に帰ってもごみ箱を無意識に探してしまうほどに慣れますので、心配はいりません。
便座がない!どうして??
特に公共トイレには、蓋が無いことが多いです。
そして、便座も無いときがあります。
➢ 元々コストカットのため設置していない
➢ 壊れてそのまま
➢ 盗まれた
等の理由が考えられます。
「便座盗むってどんな奴だ」
と思われるかもしれませんが、いるんです。
メキシコの貧困層の家には、トイレがあっても便座がないところも多く、別の場所から持ってきて自宅のトイレに取り付けるんだとか・・・
メキシコで便座なしのトイレを見つけた時は、ストーリーを想像してみて下さい。
断水は日常茶飯事。対策は?
メキシコは断水が非常に多いです。
日本の場合、台風や地震などの災害時に断水することはありますが、
メキシコでは何がなくとも断水するので、予測ができません。
そのため、いつ断水が起きても良い様、心構えが必要となります。
断水すれば、当然トイレの水も流れません。
対策としては、一定量の水を常にストックしておくことをお勧めします。
その他のトイレあるある
タンクの蓋をよく開ける
原因不明の故障も良く起こります。
何の問題もないのに、水が流れない。
もしくは逆にずっと水が流れ続けている。
そんな時は、とりあえずタンクの蓋を開けてみましょう。
何かの拍子で浮き玉が引っかかっていたり、ちょっと調整すると直ったりします。
ドリフのようなトイレ
トイレ壁の上部に水タンクがあり、垂れ下がった紐を引っ張って水を流す通称「汽車式トイレ」。
現在の日本では見られなくなりましたが、メキシコではレストランや公共トイレで稀に見かけます。
毎回、ドリフのコントで天井から水が落ちてくるシーンを思い出してしまいます・・・
公共トイレの暗黙のルールいろいろ
ご参考として、日本にはない、メキシコ公共トイレでの使用ルールをご紹介します。
先ずはトイレに入る時。
メキシコの公共トイレは有料の場合が多いです。
有料の場合は、2つのケースが考えられます。
➢ 入口に使用料が書いてある
➢ 入口に人がいて料金徴収 (その人にいくらか聞く)
金額は5ペソ(約25円)くらいです。
無料の場合でも、
中で掃除の人が座っている場合は、チップを置くことが期待されています。
また、トイレットペーパは個室に付いていないことが多いので注意が必要です。
➢ 入口でお金を払うと一回分(短い!)のペーパーをもらえる
➢ 入口付近に1ヶ所、ペーパーホルダーがあり、そこで取ってからトイレへ行く
➢ そもそも無い
などが考えられますので、使用時に確認しましょう。
どちらにしろ、観光や長距離移動時はトイレットペーパーを持ち歩くようにしていると便利です。
おわりに
以上、ちょっとだけつぶやくつもりが、思いのほか長文になっていました。
今まで降りかかった数々のトラブルが次々に思い出され、つい熱が入ってしまいました。
ちなみに、とある他の国に滞在している日本人がメキシコに来た時に放った一言:
「メキシコのトイレすっごく綺麗でびっくり!私がいる国なんて・・・」
とさらに凄まじいエピソードを聞いたことがあります。
総じて結論:日本のトイレは高品質で贅沢すぎる
最後までお読みいただきありがとうございました。