仕事やプライベートで海外の方々と関わっていると、日本のお土産をお渡しする機会も増えてきます。
その中でも定番なのが
『菓子折り』
です。
ビジネス上での取引先、
お世話になっている知人など、
「確実に喜ばれるお土産をお渡ししたい」という時に最適なお土産になります。
ただいざ買おうとすると、沢山種類がありすぎてどれをどう選ぶべきか迷ってしまいます。
そこで今回は、
➢ 菓子折りギフトを選ぶ時に気を付けていること
➢ 海外の方がもらって嬉しい菓子折り商品
こちらの2点ををご紹介したいと思います。
この記事は・・・こんな方へお勧め
➢ 海外出張するのだが、客先へのお土産を探している!
➢ 海外からお客様が来日する。何かプレゼントしたい!
➢ とてもお世話になった海外の方へ何かお礼をしたい!
➢ お土産は無難に菓子折りにしよう。でも何が良いのかな?
商品を選ぶ際の8つのポイント
折角お渡しするのであれば、実に喜ばれるものにしたいですね。
「誰に?」「いつ?」「どのような目的で?」
によって商品の選び方は変わってきます。
また、「相手の好み」を把握していることも重要です。
この他にも、知っておくと便利なことがあります。
お土産を選ぶ際のポイントをご紹介します。
ポイント① 和菓子はリスキー。スタンダードなスイーツが鉄板!
私たちは菓子折りを選ぶ際、先ずはじめに
「和菓子か洋菓子どっちが良いかな?」
と考えます。
海外の方へお渡しするお菓子をもし迷われているのであれば、
「洋菓子」
を選ばれることを強くお勧めします!
「和菓子の方が日本っぽくて良いじゃない?!」
と感じるかもしれませんが、
一番重要なことは美味しさよりも先ず
相手の方が「そもそも食べられるか?」
ということです。
煎餅や羊羹、抹茶のお菓子など日本特有の味は、
それをお渡しする相手にとっては初めて食べるものかもしれません。
お試しとして差し上げるのも面白いかもしれませんが、
中には「得体のしれないものを試すのも嫌!」という食わず嫌いな人も。
もちろん、相手の方が和菓子好きと分かっているのであれば、
海外では中々手に入らない和菓子をあえて選択したほうが喜ばれます。
が、それが不明の場合は洋菓子にしておいた方が安心です。
ポイント② Made in Japanは絶対条件
日本のお土産ですので、
「パッケージの原産国が日本か?」を確認しておきましょう。
ポイント③ かさ張らない・重すぎない・崩れない
自分で持っていくにしても、日本から持って帰っていただくにしても、
スーツケースを占領しすぎないもの でなければ邪魔になります。
菓子折りという時点で場所はとってしまいますが、海外出張ともなると1個や2個では済まないもの。
複数個持ち込みできるよう、コンパクトで軽く、かつしっかり梱包されているものだと、パッキングしやすいので便利です。
ポイント④ 溶けやすいお菓子は注意
チョコレートなど溶けやすいお菓子の場合は注意が必要です。
夏場はチョコレートは避け、クッキーなどにした方が安心です。
ただ日本は灼熱でも、滞在国の気候に問題がなければ、日本出発前に空港で購入するなどして対応できます。
因みに筆者の滞在国メキシコですと、一年を通して暑くはあるものの、湿気が少ないため日陰は夏でも涼しく快適です。
チョコレートが溶けることもほとんどありません。(※地域によります)
ポイント⑤ 原材料をチェック
こちらは日本でも当てはまることですが、
差し上げても問題ない食材であるか、原材料を確認しておいた方が良いでしょう。
例えば宗教上の理由からお酒やカフェインを摂取できない方もいらっしゃいます。
お渡しする相手がどのような宗教か?お酒が飲める人か?
・・・を事前に把握するのは難しいかもしれませんが、
行き先の国によって、ある程度想像が可能な時もあります。
ポイント⑥ 小分け袋が便利
分けやすいように、1個ずつ小分け袋に梱包されているものが便利です。
例えばオフィスへのお土産だったとして、
小分け袋がないとお菓子を配る人が大変です。
手は清潔にし、
配る本人も受け取る人もできるだけ他のお菓子を触らないように気を使い、
クズが落ちないように気を付け、
手を拭くためのティッシュも用意し、、、
(・・・こんなことに気を揉むのは日本人だけ・・・?)
小分け袋ですと配りやすい上に衛生的。
本人が食べれない場合は家族に持ち帰ることもできて便利です。
ポイント⑦ 賞味期限に注目
商品によっては賞味期限が短く、早めに買っておいたら渡す頃には期限が切れてる・・
なんてことがあります。
購入前に賞味期限を確認し、余裕を持ってお渡しできる商品であるかを確認しましょう。
個人的には、2ヶ月以上の賞味期限があるものが便利です。
ポイント⑧ 外装にも注目
おしゃれで可愛いパッケージは、特に女性陣に喜ばれます。
特に和柄であったり、日本語が入っていると、保管しておく人も。
外装が味気ないなと思ったら、風呂敷でラッピングするのも一案です。
おススメの菓子折り10選
では、具体的にどのお菓子が喜ばれるのでしょうか?
これまで海外向けのお客様へ数十回とお土産を選び、
またメキシコでは日本のお土産をいただく側として、同僚メキシコ人の反応を見てきました。
その中で、これは評判が良かった!というものをご紹介させていただきます。
また、オンラインや空港などで簡単に入手できる商品になっています。
① プティ サンク デリス(ヨックモック)
出典:YOKU MOKU
各種クッキーの詰め合わせです。
ヨックモック定番のシガールクッキーも含まれています。
容器が缶なので、スーツケースの中に入れても変形の心配がありません。
個数が多く種類も豊富。
各サイズも小さめで、隙間なく沢山詰まって見えるのも◎
スタッフの多い事務へのお土産にオススメです。
② ショコラの四季〔HOKKAIDO〕(ロイズ)
出典:ROYCE'
チョコレートとクッキーの詰め合わせ。
チョコレートだけでなく、バトンクッキーも入っているのが嬉しいです。
注意点として、日本・もしくは海外の暑い季節に持っていくのは避けた方が良いです。
この場合、同じロイズ社でバトンクッキーのみの商品にするのもお勧めです。
③ 白い恋人(石屋製菓)
出典:石屋製菓
言わずと知れた北海道名産のクッキーです。
こちらもコンパクトで沢山購入してもかさ張らないので持ち運ぶのに便利。
お勧めは、ブラックチョコとホワイトチョコどちらも入っているものです。
(ホワイトチョコが苦手な人もいるため)
④ グーテ・デ・ロワ ホワイトチョコレート W4(ガトーフェスタハラダ)
ホワイトチョコレートがコーティングされたガトーラスクです。
色々な種類のラスクがありますが、個人的にオススメなのはホワイトチョコレート仕様。
一度食べたら忘れられません!
欠点を挙げるならば、若干かさ張ること。
少人数のオフィスや個人へ、もしくはご家族あてに差し上げるのが良いかと思います。
⑤ ファンシーチョコレート(メリーチョコレート)
海外でチョコレートを食べていると良く思うことがあります。
「甘すぎ・・・キャラメルべったりで重い・・・」
特に筆者の居住国メキシコでは、美味しいチョコレートを探すのは至難の業。
見つけても大抵は海外輸入品なのでとても高価。中々手が出ません。
メリーチョコレートは小袋分けはないものの、日本の定番の美味しいチョコレート。
海外の方にとても喜ばれます。
お手頃価格でバリエーションも豊富。
こちらも梱包が薄くてかさ張らないのが嬉しいです。
難点としては、やはりチョコレートなので夏場は注意。
その場合は、同社のクッキー詰め合わせにしても良いかと思います。
⑥ ショコラ雅(京都別邸)
出典:京都別邸
菓子折り・・・と言うほどのボリュームではないですが、こちらは是非紹介したい商品です。
和のデザインが栄えるチョコレート。
和テイストを用いた材料を使用しており、
それぞれのチョコレートの味が異なります。
海外の方には食べなれない風味のものもありますが、
何より、季節を感じる和風のデザインがとても繊細で美しいため、とても喜ばれます。
パッケージも凝った和風モダンなデザイン。
他のギフトと比較すると少し値が張りますが、特別な方へお渡ししたい時におススメします。
なお、賞味期限が2週間と短いためご注意。
購入したらすぐにお渡しする必要があります。
⑦ (モロゾフ)
コチラも社名から海外輸入品 かと思っていましたが、以外にも日本のお菓子でした。
神戸に本社を置くモロゾフ社のリーフ状のファヤージュ。
見た目も高級感があり、何より美味しく、客先へのお土産に最適です。
⑧ おかき(銀座あけぼの)
出典:銀座あけぼの
和菓子も一点ご紹介します。
和菓子が好な方へのお土産でしたら、こちらのおかき詰め合わせがおすすめです。
色々な和のテイストを試せて、小分け袋には和花が描かれています。
見た目の可愛さに、特に女性に喜ばれます。
⑨ クッキー詰め合わせ(帝国ホテル)
クッキー詰め合わせです。
帝国ホテルの洋菓子ギフトなだけあった、とても高級感があります。
特別な方への贈り物にお勧めします。
⑩ リーフパイ(銀座ウエスト)
出典:GINZA WEST.
リーフをかたどったパイです。
サクサクのパイとザラメの相性が良く、とても美味しいです。
小分け袋あり/なしどちらもあるため、購入時はご注意ください。
ありの場合は若干割高になります。
おわりに
以上、筆者の経験から、万人に喜ばれそうな品をご紹介させていただきました。
個人的に、日本のお菓子のレベルは味・デザイン共にとても高いと思っています。
今後も、海外の方々に喜ばれ、同時に日本独特の気遣いを感じ取れるようなお土産の選択をしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。