メキシコに関する情報を発信しています。
本日は、旅先でのおススメスポットのご紹介。
場所は、ベジャス・アルテス宮殿
・・・の劇場とそこで行われるメキシコ民俗舞踊公演
です。
※2020年9月現在、新型コロナの影響でメキシコ国内の演劇関連の活動は制限されています。鑑賞ご希望の方は、公演先へ直接ご確認されることをお勧めします。
メキシコ・シティでフォルクローレを観る
フォルクローレとは、ラテンアメリカ地域の伝統音楽・舞踊のこと。
先住民文化と西洋文化が折衷しているのが特徴のひとつです。
「コンドルは飛んでいく」という曲は日本人でも知っている方が多いと思います。
一方、メキシコのフォルクローレは日本ではあまり知られていませんが、陽気でリズミカルな音楽に合わせて、カラフルな衣装を纏い踊ります。
地域によって様々な違いが見られますが、これをまとめて観れる場所が今回ご紹介する、ベジャス・アルテス宮殿での”Ballet Folkrórico de México”(=メキシコのフォルクローレ)公演です。
おススメの理由3つ
① メキシコ各地の民族音楽・舞踊をまとめて楽しめる
② ダンサーのレベルが高い
③ スペイン語が分からなくても楽しめる
いつ観れるの?
通常は水曜(夜の部)、日曜(午前と夜の部)の週に2日の計3回公演が行われています。
入場券の入手方法
① ベジャス・アルテス宮殿の窓口
直接現地の窓口へ行って購入。
時間や日数に余裕のある方向け。
② インターネット
メキシコでは、ticketmasterでのネット購入が一般的。
③ 旅行会社
全てお任せにしたい場合は日系または現地の旅行会社に依頼すると便利。
アクセス
メキシコ・シティのメトロ2・8番線のBellas Artes駅から徒歩2分
実際に行って鑑賞してきた
建物外観
メキシコの旧市街にある有名な観光地のひとつ、Palacio de Bellas Artes(ベジャス・アルテス宮殿)にて行われています。
ベジャス・アルテス宮殿へ到着。
この建物はイタリア人建築家アダモ・ボアリにより設計のもと、1934年に完成したアール・ヌーヴォ様式を取り入れた豪華絢爛な美しい建築です。
因みに以前の記事でご紹介したメキシコ・シティ中央郵便局と同じ設計者が携わっています。
建物の正面。
宮殿そのものを観るために、また内部の美術館を観覧するため平日休日問わず多くの観光客で賑わっています。
☆ご参考:ベジャス・アルテス宮殿から徒歩で行ける観光地の記事です☆
劇場内部の様子
この美しい宮殿の見どころは沢山ありますが、今回は劇場のみにスポットをあてることにします。
劇場内部はアール・デコ調の造り。
劇場内部の天井。
こちらは舞台正面。
横断幕・・・ではなくガラス製のカーテン
メキシコ盆地の2つの火山、ポポカテペトル山とイツタチウアトル山が描かれており、ニューヨークのティファニーが手掛けたもの。
20世紀初頭の当時は、国立宮殿の窓からこの光景が見えたそうです。
100万個ものガラスをつなぎ合わせた総重量22トンのステンドグラスは圧巻です。
公演スタート!
いよいよ公演が始まります。
その際に収めた写真をいくつかご紹介します。
ダンサーさんたちは始終動きっぱなしなのでブレッブレですが、雰囲気だけでも感じていただければと思います。
民族衣装 を纏った多くのダンサーが地域ごとの舞踊を順に披露していきます。
衣装はメキシコらしいカラフルな色使いと細やかな刺繍が施してあり、地域により特色があってとても美しいです。
西洋カトリック信仰の中で生まれた悪魔という存在はメキシコにも根付いています。
赤い体に角・尾・羽が生えた外観は日本の鬼や天狗に通ずるものがあります。
そしてメキシコ音楽と言えば・・・マリアッチ。
民族舞踊とは別物にはなりますが、マリアッチの演奏も合わせて聴くことができます。
そして フィナーレ。
時間は2時間ほど。
長いようですが、シーンが何度も入れ替わり飽きさせない演出になっているので見ごたえありです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
メキシコ・シティにお立ち寄りの際は是非観覧をご検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。