こんにちは、スナです。
私は現在、メキシコに拠点を置いて生活しています。
そのきっかけはちょっとした興味からですが、気付けばすっかり根を下ろしてしまいました。
しかし、日本に一時帰国する度に思うことがあります。それは・・・
「日本最高!やっぱり日本に帰りたい!」
そこで今回は、どんなことで日本に帰りたいと感じるのか?をご紹介させていただきます。
日本在住の方は日本の良さを再確認できることと思います。
因みに、比較対象はメキシコですので、あしからず・・・
- ① お風呂・温泉
- ② 和食
- ③ 治安が良い
- ④ 街や公共施設がキレイ
- ⑤ 時間の正確さ
- ⑥ サービス精神
- ⑦ 子供のための養育・教育環境
- ⑧ 健康志向が強い
- ⑨ 日本家屋が落ち着く
- ⑩ インフラが整っている
- 結論
① お風呂・温泉
日本に帰りたくなる時、堂々の1位がお風呂です!
海外に住んでいると、湯船につかってゆっくりとお風呂に入りたくなります。
帰国時には必ずスーパー銭湯と温泉にも行きます。
メキシコでは基本シャワーのみ。
稀に湯船があってもお湯を溜めてゆっくり入れるような状態ではありません。
高級マンションやホテルですとジャグジーがありますが、未だかつて入る機会が巡ってきたことはありません。
実はメキシコも温泉大国。
多数の活火山があるため、各地に温泉が湧いています。
・・・が、日本とは違い、水着で入るのが一般的。
温度もそこまで上がらないため、生ぬるいプールです。
② 和食
個人的に和食が大好きなので、海外にいると中々美味しい和食を食べられず辛いです。
日本食材店に行っても食材は限られており、日本よりも高価で手が出ないことも。
メキシコの場合、値段は商品によりますが日本のおよそ2~3倍。
日本食レストランはあってもメキシコでは高級料理。
そう頻繁に通うことはできません。
出来ることと言えば、現地の食材と日本の調味料だけで作れる日本食を自宅で作るくらいです。
新鮮さが売りの料理(鮨など)は味がいまいちだったり、
なんちゃって料理だったり・・・
日本に帰国の度にまとめて食いしています。
③ 治安が良い
世界の治安の良い国ランキングで常に上位に入っている日本。
2019年に国連が発表した”Global Peace Index 2019"によると、
日本は163ヶ国中で9位と高い成績を保っています。
(因みにメキシコは後ろから数えた方が早い140位・・・)
メキシコから日本に帰ると、その治安の良さを肌で感じる程です。
暗い時間に1人で歩く女性・・・
荷物置きっぱなしの車・・・
道路に寝る酔っ払い・・・
強盗・盗難・スリに遭ったりしないのか?と逆に心配になってしまいます。
テレビをつければ、食レポ・お笑い・旅番組。
ニューストップは芸能人の不倫の一部始終を延々と。
あぁ、平和だわぁ~とつくづく思います。
この状態でメキシコに戻ると、平和ボケしているので頭を切り替えないと大変な目に遭います。
日本でも勿論犯罪はありますが、メキシコとは確率が桁違いです。
2019年の殺人件数で比較すると、
日本は950件。
メキシコは34,582件。日本の36倍という驚異の数字です。
④ 街や公共施設がキレイ
日本を歩いていると、街中の清潔さに驚かされます。
特に印象に残るのは、「1日何回掃除しているの?!」というくらい清潔に保たれている公共トイレ。
公共トイレは掃除・検査の回数が非常に多いことが理由として挙げられますが、
むしろカフェやレストランのトイレよりもキレイだなといつも思います。
そして一歩街へ出ると、ゴミが少ない。
これは日本人が自分が使用する場は自身で掃除する習慣が身に付いていることが関係している考えられています。
海外では自宅にはお手伝いさんがいたり、学校や職場には清掃員がいることも多いですが、
日本では自宅にお手伝いさんがいることは極稀。小学生の頃から自分たちで清掃を行います。
「ゴミは自身で片づけ、場を汚さない」という意識は高いと感じます。
⑤ 時間の正確さ
「電車やバスの時刻表の正確さ」です。
現在位置と何時何分に着くかが詳細に情報化されていることもあり、
これは未だに毎回感動します。
ここまで乗り換え案内が正確に実施できるのは日本くらいではないかと思います。
⑥ サービス精神
日本で受けるサービスには質の高いものが沢山あり、その一つが私たちが普段接する機会の多い、接客業の人々です。
日本の接客には気配りやおもてなしの心を感じることができます。
個人的には「お客様は神様」精神はあまり好きではなく、
時にロボットみたいなマニュアルに沿った応対しかできない接客を見ることもありますが、
チップが存在しないこの国で、ここまできちんとした接客ができるのはすごいと思います。
一方のメキシコ。
日本と異なる点は、
「客が偉いという概念はなく、同等の人間として接する」ことです。
むしろ接客側の方が強い傾向にあり、客を選ぶこともあります。
分かりやすい例をひとつご紹介・・・「空港でのチェックイン」。
グランドスタッフともめごとがあっても、怒ったり高圧的に接することはお勧めしません。
もしスタッフが機嫌を損ねれば、最悪搭乗できない事態になりかねません。
⑦ 子供のための養育・教育環境
*繰り返しになりますが、メキシコと比較した場合です、念のため。
メキシコと比べてしまうと、日本は子供が育てやすい国だと感じます。
出産一時金から始まり、
産前後・育児休業の取得率向上、
医療費の無料化・・・
国際的には決して十分な支援でないとはいえ、
筆者の場合は日本滞在時に上記の公共サービスを実際に利用し、主に金銭的に大きな助けになったことは確かです。
メキシコにも産休制度や手当てが法律に基づき存在しますが、日本ほどの手厚さはありません。
また、メキシコの一般的な教育レベルは低く、高い教育を求める場合は大金を払って私立の学校へ通わせるため、これがメキシコで格差が大きい理由の一つとなっています。
メキシコ在住の身で上述の日本のサービスを常に受けることは難しく、これは本当に日本に帰りたいと感じることの一つです。
⑧ 健康志向が強い
日本人の健康志向に関心を持つ人が年々増えているように見受けられます。
特に食生活においてはその傾向が強くみられ、日本に帰る度に健康的な生活を送れて心なしか体調も良い・・・
それは日本の平均寿命が84.2歳と世界で最も長寿国となっていることも納得です。
一方のメキシコ。
学校や会社の食堂でさえ、
「栄養バランスという概念がないのか?」と思うほどの偏りぶりです。
炭水化物と炭水化物・・・
甘い飲み物・・・
そして肉・・・
⑨ 日本家屋が落ち着く
やはり和の造りが落ち着きます。
靴は玄関で脱ぎ、
裸足で歩き、
座布団に座り、
畳でくつろぎ、、、
ただ海外生活が長くなると、日本に帰って愕然とすることがあります。
私の場合は、「正座ができなくなった」ことです。
椅子に座る生活が長すぎて、足を折り曲げられなくなりました。
(決して太ったからではきっとないはず)
⑩ インフラが整っている
国際的に見てインフラ整備が遅れていると言われる日本ですが、メキシコと比較するとその水準は高く、生活の利便性を体感します。
先ずは、道路が整備されていること。
メキシコから日本に到着してから車で移動する時に、毎回思うことです。
「道路が滑らか!ガタガタしない!」
生活インフラも安定しており、災害時に稀に問題が起こるくらいです。
(メキシコでは断水・停電は日常茶飯事。インターネットも頻繁に切れます。)
結論
メキシコ在住が長くなり、「もしかしてこのまま永住?」と思うこともあります。
が、ここまで書いて、「やっぱり日本に帰りたい!いつか帰るぞ!」
という思いを再確認しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。